2020年度、中小企業診断士試験に合格した福朗です。 2017年に2科目、2018年に3科目、2019年に2科目で一次試験合格、その年に2次試験を受験するも不合格。2020年、2次試験に合格しました。
一次試験の結果
2017年;経営情報システム64点、中小企業政策83点、法務52点
2018年;運営管理62点、経営戦略60点、経済政策60点以上、法務40点以下、財務60点以下
2019年;法務76点、財務76点
2019年;1次試験合格
一方、経営法務は法律用語を深く理解できず、予想以上に苦戦しました。用語を暗記するだけでは対応できず、模試を受けるもなかなか60点がとれませんでした。問題集を複数使い、宅建の問題集まで広げるなど、さらなる量を求め、多くの時間を費やすことになりました。
どんなテキストや問題集を活用したか?
TACのWeb通信を受講し、他の予備校や勉強会への参加、アプリ等は一切活用しておりません。
1次試験合格までに使った、各科目のテキスト&問題集は以下の通りです。
F.経営情報システム;
TAC教材(テキスト、基本問題集(338問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)
G.中小企業政策;
TAC教材(テキスト、基本問題集(173問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)に加えて、TBC中小企業診断士試験シリーズ
D.運営管理;
TAC教材(テキスト、基本問題集(189問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)に加えて、LEC問題集 FOCUS(120問)、まとめシート(KNS出版 野網美帆子著)
C.企業経営理論;
TAC教材(テキスト、基本問題集(153問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)に加えて、LEC問題集 FOCUS(120問)、まとめシート(KNS出版 野網美帆子著)
A.経済学・経済政策;
TAC教材(テキスト、基本問題集(121問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)加えてLEC問題集 FOCUS(90問)、まとめシート(KNS出版 野網美帆子著)
B.財務・会計;
1回目は、TAC教材(テキスト、基本問題集(151問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)に加えて、LEC問題集 FOCUS(120問)、まとめシート(KNS出版 野網美帆子著)
2回目は、上記+簿記2級と証券アナリストの問題集(証券投資論の分野のみ)
E.経営法務;
1回目;TAC教材(テキスト、基本問題集(316問)、過去問5年分、本番形式の演習プリント2回)に加えてLEC問題集 FOCUS(90問)
2回目;上記+まとめシート(KNS出版 野網美帆子著)
3回目;上記+中小企業診断士必達ドリル(280問)、みんなが欲しかった!宅建士の問題集(民法のみ) 各科目、TACの模擬テストを1回受験(公開模試)しました。
最も苦悩し、苦労した経営法務
得意分野と思っていた財務・会計が60点に届かなかったことは、ショックでした。しかし、弱点が簿記と証券投資論の2点とはっきりしたので、2回目は70点以上とれるだろうなと思い、焦ることはなかったです。
一方、経営法務は2回連続合格点に届かず、さすがに凹みました。ーー;
1回目の時よりも、2回目のほうが多くの勉強時間を費やし、こなした問題数も多かったにもかかわらず、2回目の点数が低かったという現実に、打ちのめされました。 同時に、“どうすれば受かるんだろう?”と真剣に悩みました。
そこで、問題を解き、用語を覚えるのではなく、テキストを熟読することから始めました。特に、民法が苦手でしたので、宅建の時に使った問題集(みんなのシリーズ)をamazonで購入(中古)し、民法のパートを重点的にやり直しました。
余談ですが、中小企業診断士試験用のテキストや問題集だけを使うのではなく、他の試験対策の問題集を使うことは効果的です。 例えば、苦手分野である簿記や証券分析を強化するために、私は簿記2級や証券アナリストの問題集を活用しました。
結果、経営法務76点で1次試験に合格することができました。
おそらく、上記の内容(量)をこなせば、高い確率で60点以上はとれるでしょうが、時間がかかりすぎます。少々、やり過ぎたような気がします。
まとめ
基本的に、テキスト、問題集2冊(TACとLEC)、過去問5年分、まとめシートを活用することで、合格点をとることができました。
しかし、経営法務を除いてです。。。
中小企業診断士試験用の問題集3冊、過去問5年分、宅建用の問題集1冊、まとめシートをすることで、やっとこさ合格できました。
人それぞれ苦手科目はあるかと思いますが、一次試験は“量”をこなせば、必ず合格点をとれる試験ですので安心してください。 ただし、数をこなす力業にはしると時間がいくらあっても足りません。テキストを熟読するなり、一つ一つの問題を丁寧に解くなどして効率的に進めることをおススメします。
1次試験の学習範囲は広く、心が折れることがあるかもしれません。
でも、自分の弱点を認識し、着実に改善すれば、誰でも合格できる試験です。
ぜひ頑張ってください!